2月6日〜9日の日程でスペイン、カタルーニャのアーティストを招聘し、
京都・名古屋ツアーを開催しましたがそのご報告です。
2年以上の歳月をかけてカンパニー・ベネが交渉を続けやっとこの2015年2月に彼らの来日が決定しました。しかしながら直前まで助成金の承認が降りずに、皆さまにお知らせができないままで今年に入り、それも直前に助成金が滑り込みセーフとなり、来日実現、という非常にスリリングな公演になってしまいました。チラシ等も直前まで版下のまま待っていたというドラマティックな展開でした。
そして残念な事に最後まで検討した東京公演はスポンサーの問題で実現ができませんでした。
本当に残念です。
★2月6日(金)19:00〜京都芸術センター
【Los Pasos Dobles】上映
第59回サンセバスチャン国際映画まつりコンペティションでゴールデン・シェル賞(優秀作品賞)受賞の映画監督、イサキ・ラクエスタの映画鑑賞会 アフタートークがありました。
小櫻秀樹氏★7日(土)15:00〜京都芸術センター
【映像+音楽/ライヴ・パフォーマンス・カレイドスコープ】
ヨーロッパで活発に活躍しているカタルーニャの4人のアーティスト
イサキ・ラクエスタ(映画監督)
ジェラルド・ジル(映像作家・作曲家)
ダニ・エスパサ(ピアニスト・アコーディオニスト・建築家)
ダニエル・フィゴルス(エレクトロニクス作曲家)
彼らの作品に日本人作曲家が音楽製作し、彼らに演奏を託す、
そういったコラボレーションの映像公開となりました。
日本人作曲家は
鈴木治行(カンパニー・ベネ)
小櫻秀樹(カンパニー・ベネ)
池田真沙子(ゲスト)
鍋島佳緒里(ゲスト)
という構成。
エロスとプシケ
(映像:ジェラルド・ジル 音楽:鍋島佳緒里 ) 川端康成「掌の小説」から2編
(映像:イサキ・ラクエスタ 音楽:鍋島佳緒里) これらの映像自体は3月にスペインでの初公開後、インターネット上に公開予定です。
公開されましたら、このブログでまたお知らせを致します。
★2月9日(月)19:00〜 スタジオハル at 名古屋
【映像+音楽/ライヴ・パフォーマンス・カレイドスコープ】
名古屋公演。プログラムは京都公演と同じ。
映像作品の公開は音楽会とは違い、音響から映像機器の設定、接続、あらゆる手間が増えます。
行く先々でちょっとした小さな事で音が出ない、あるいは字幕が文字化けする、などのトラブルが出ましたがメンバーが一丸となり協力し合い必ず本公演までには全てのトラブルが解決できたのが印象的でした。
京都公演と名古屋公演 ダニエル・フィゴルス氏とジェラルド・ジル氏@機材セッティング ニューフェイス池田真沙子氏と鈴木治行氏
ジェラルド・ジル氏(左)とイヴァン・サンチョ氏 映画鑑賞会の様子 天才的ピアニストのダニ・エスパサ氏京都在住のカタルーニャ人のイヴァン・サンチョ氏が突然のお願いにも関わらず字幕を何日も徹夜で作って下さり、司会もお引き受け下さいました。
そのお蔭で大変充実した映像のライヴ・パフォーマンスになったのでした。
生まれて初めて企業からの依頼ではなく純粋なアート作品に音楽制作をさせて頂き、芝居音楽のキャリアはありましたが映像作品の音楽制作の奥深さに興奮し続けた日々でした。
上映会が日本でできるかどうか、最後までハラハラしていたために皆さまへのお知らせはほとんどできないに近く、特に東京のファンの皆さまには壊滅的に宣伝が出来なかったし公開も出来ませんでした。
それはとても残念でしたが今回のこの素晴しい機会はまた次へと必ず続くと信じています。
是非、また実現を祈念して、さらなる音楽制作を続けて行くつもりです。
直前のご案内にも関わらず地元京都、名古屋は元より神戸、大坂から駆けつけて下さった皆さま、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
京都公演、名古屋公演とも予想よりも遥かにたくさんの方々がおいで下さり感激で胸が一杯になりました。
今後はさらなる活動の幅を広げて参ります。
是非お楽しみに。
今回のチラシ★画像をクリックするとそれぞれが大きいサイズになります。
posted by カオリン at 19:08| 東京 ☀|
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鍋島佳緒里作品の演奏会&etc
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