ベートーベンの時代を思わせる音の繊細さとデザインの美しさの融合。
ザウターは南ドイツ製のピアノ。1819年以来の歴史を持っているため190年ピアノを作っているという素晴らしい歴史を持ったピアノメーカーである。ザウターのピアノは指先にデリケートに響きが伝わるといった柔らかな音が特徴で、音が重い事はなく、典雅な気持ちにさせてくれる響きを持っている。そういう音質とは対照的にデザインは非常にモダンでもちろん美しい。ザウターのピアノは部屋に置くとグランドピアノであろうがアップライトであろうが部屋のランクを一つ二つ、上げてしまうというほどのおしゃれな存在感がある。
今回はザウター185デルタを試弾。
ショールームにはウォルナットモデルがあったのだがさすがにザウターのモデルだけあって非常にデザインが凝っており、全体は艶消しなのに艶のかかった譜面台と内蓋。開けてみるとわかるそのあたりが非常にニクイ演出を感じる。この隣に同じくザウターのTradition=トラディションが置いてあり、こちらは長さ160cm。繊細で明るくまろやかな音色が特徴。
デルタの方は文字通り長さが180センチを超えるのでバランス的には非常に良い。
柔らかな音色と暖かみのある響き。そして低音の弦が長いので重量感と低音の伸びが加わり、非常に美しいピアノ…という印象だった。価格は495万円(2009年3月現在)
ザウターの音色はスタインウェイともベヒシュタインとも全く違う、ザウター独特の音色である。あのまろやかさを深くして音色に重さを加えていくとオーストリア、ウィーンのベーゼンドルファーと系統がやや似ている、と言うと雰囲気が伝わるかもしれない。
聞いて欲しいピアノ、というのにプラスして見て欲しいピアノ、という言い方もザウターならできるかもしれない。本当に美しいピアノである。
(2009年3月ユーロピアノ関西ショールームにて試弾)
ザウターに関してご参考までに。
(なお、ここに掲載している価格は各ショップにより、円相場の変動により常に一定していませんのでご参考までになさってください。詳しくは各ショップにお問い合わせ下さい。)
ユーロピアノショールーム情報


