以前ベルギーはアントワープに音楽祭の取材で一ヶ月滞在した際に、どこもかしこもフラマン語で読めず参ってしまったのはホームページのダイアリーに書いた覚えがある。
それだけだったらオランダ語(フラマン語はオランダ語とほぼ同じ)を習おうとは思わなかったかも知れない。
自分にオランダ語を習わせようとした原動力はアントワープ王立音楽院の図書館だった。
ここにはラッヘンマンの作品は全て所蔵されているという素晴らしい図書館で、さらに私のようなツーリストでも簡単に入館できるそのオープンさにも感激。ただオランダ語が読めなければ閲覧の書類提出すら出来ないわけで。親切なお友達が助けてくれてコピーを取ったりして下さったお蔭で今でも日本に入っていない様々な楽譜を持っている。
で、帰国してからずっとオランダ語を習う気持ちはあったのだけれどやっとこの春から東京外国語大学のオープンアカデミーにてオランダ語を習える事を知った。講師は元在オランダ大使館の公使、そして各国の全権大使をお勤めになって帰国された松本俊先生。元外交官に教わるオランダ語、と言うだけでもゴージャスな心持ちになる。
実際その通りに松本先生の授業は豊かな時間で、ただの語学を学ぶのではなく、オランダの文化、国民性など、日常的にオランダの「今」に触れられる授業がとても楽しく、気づくと夢中で通うようになっていた。
アムステルダムにはシェーンベルク・アンサンブルを聴きにわざわざ列車で2時間以上かけてベルギーから出掛け、数日滞在した事すらあるオランダである。懐かしくもある。
オランダ語は表面上はドイツ語の形式に非常に似ているが、その中身はむしろ自由で気まぐれでフランス語の精神と何ら変わりない気がしている。自分は英語の次には最もフランス語を長く学んだけれど、実はドイツ語も相当頑張って先生について数年間学んだりしていた。ただあの厳格さに参ってしまって、ドイツ語の本を3冊ほど読んだところで止めたままになっている。体質的に合わないなぁ…などと言い訳しちゃって。
しかし英仏独の知識があるとオランダ語は俄然、面白くなってくる。とはいうものの、まだまだ子供のためのおとぎ話がやっと読めるか読めないか、程度なので道のりはまだまだ遠い。私には大きな目標があり、それはデンマーク語を習得する事。デンマーク映画が何よりも好きだから、なのでこれは完全に自分の趣味の話なのであるけれど、いずれコペンハーゲンにデンマーク語留学に滞在したいと本当に思っているし計画もしている。
が、しかしとにかく、まずはオランダ語をきちんと理解できるようになりたいな、というのが現状。
英独仏+オランダ語、これだけ言語がある程度理解できたら世界が広がるだろうなぁ…と思う。し、さらにここにデンマーク語が加わったらどれほど楽しくなるのだろうか…。
中年になると脳が老化する、なんて以前は考えたが今はそれは間違えだったと思っている。脳は休ませずに使い続けた方が良いに決まっている。絶え間なく脳みそを撫でて上げる感じ、あるいは前頭葉を常に発熱させてやる感じ。こういうのがきっと50歳過ぎてからの充実した脳の使い方ではないかな、と思うようになってきている。
猛烈に学習意欲に燃えている同じクラスのお仲間との記念写真。
中央が松本俊先生



昨日撮られた写真、早速UPされたのですね!
自分の写真がWEB上に載るのは初めてなので
ちょっと嬉しいです。ありがとうございます!
後期の授業も無事継続されると良いですね.(祈)
Tot ziens!
いらっしゃいませ。
春学期ではお世話になりました。やっと辞書を引くのがおっくうでなくなってきましたが、何といってもまだまだ理解が出来ない事だらけです。秋学期からも通うつもりです。どうぞ宜しくお願いいたします。