毎日暑くてぐったりですが、もうすぐで夏も終わりそうな朝夕です。
一昨年の話になりますが、友人「和田真司」氏翻訳のセイモア・バーンスタイン著「ショパンの音楽記号 -その意味と解釈」ご紹介しないままでしたので改めてここでご紹介します。
ショパンの楽譜の解釈はたくさんあり、とくにペダリング、そして強弱等、
色々な解釈がなされていますが、音大卒業者にとってはプロになるまでは
はっきり申し上げて自分の師匠からの刷り込みが大きい、とも言えなくはないでしょう。
音楽的に自立してくるとショパンの楽譜というのは様々考えさせられ、又奥が深いです。
ペダリングだけでも一生かかって追求してしまいそうな…そういう楽しさをショパンの楽譜は持っています。
セイモア バーンスタイン氏のこの「ショパンの音楽記号 -その意味と解釈」は
大きく二つの事を解説しています。ペダリングとデュナミークです。
特にデュナミーク(ここではヘアピンと言っています)=クレッシェンド、ディクレッシェンドの扱いについては非常に面白い見解で、また具体的な楽譜からの引用は明解でわかりやすいです。
演奏家の目からみる解釈と、評論家、研究家からみる解釈ではやはり演奏家の目から見る解釈は演奏に直結した解釈になっていますから具体的です。
一読の価値がある本です。
この著書はあくまでもショパンの楽譜の演奏のためのきっかけ、という風に捉えています。
ご興味があったら書店や楽器店で手に取ってみて下さい。
もうすぐ発表会。
今回もカオリンの曲を子どもに弾かせます。
「希望の鐘」と「おやすみ またあした」
これは初めて1年の3年生の子が弾きます。
2年生で始めているので進み方が早いので、チャレンジしました。
雰囲気出して弾いていますよ。
「希望の鐘」は5年生のあまり読譜が得意でない子。
スケールが出て来たり、指を鍛える所もあり、
でも、壮大でそこを気にいってくれた様です。
久々に4人のアンサンブル、親子3人のアンサンブルもあり
今、バタバタ、でも先生としては楽しいですね。
山季さんのバッハのインベンションの解説本とともに読んでみようかしら。
わたしはチンプンカンプンかも。