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2007年07月09日

言葉使いと知性

kimonosummer02

先日、一日に二度演奏会に出かける!という日があった。
一つはお弟子の一人が知り合いのプロデューサーのお力で
きちんとした演奏会を企画していただいた、というもの。
もう一つは、N響が演奏する「ミュージック・トゥモロウ」

N響の演奏会については次回に触れたいと思う。

近頃英会話を始めた、と話すと皆一様に「えぇ?カオリンには
必要ないでしょう?」と言って下さる。
買いかぶりもよいところでありがたいな、とは思う。

何故、英会話を始めたのか…それは
語彙を増やす事と共に、
ポライトな英語を身につけたいからである。
ポライト=丁寧、というよりも
洗練された…と言う方が希望かもしれない。

ヨーロッパは階級社会。
その階級社会で何が大切か…というと…
言葉使い…だと感じている。
言葉使いでその人のグレードが量られる事がある。
日本のような島国と違って、ヨーロッパは陸続き。
どこのどんな感じの人かは咄嗟に言葉で判断して
対応の仕方を考えようとする歴史があるのかもしれない。

大声で話す人はやはり敬遠されるし、
品のある人は美しい言葉使いをしている。
そういうのは見ていて素直に憧れる…
大体からして何の分野でも「美しい…」というのには
滅法ヨワイ…性分にして…

それから「ベッド・サイド・イングリッシュ」というのもある…
意味は言葉通り…デス…
こういう習い方をすると、女性は男言葉になり、
男性は女言葉になってしまう…
皆、パートナーを見るとニヤリとするのは、
そういう事、よね。
そこには「知的」とか「品位」とかいう評価は無い。
よく、海外でお見かけシマス…ハイ。
もちろん全員がそういうワケじゃあない、もちろん。

「別に?普通でいいじゃん?普通でさぁ…」という
意見もわからないではない。

でも…ステージに立つ仕事だったからなのかな、

ステージ上は日常から離れた世界だし、そこで
生活の匂いが出てしまう事や、下品なのはイタダケナイナ、と
体感してきたからかもしれない。

******************************
さて、先日の若い人達のアンサンブル。
もちろんお弟子も混ざっていたけれど…
演奏はフレッシュでカワイイのね、とても。
ステージの合間合間にMC(司会)が入る。
すべてメンバーでやってのける…素晴らしい…
と思って聞いていると…
?????? !!!!!

すごく言葉使いが悪い…というか、荒いし汚いし、
さらにメンバーのほぼ全員が「えっとおぉー…」というのを
連発する。
「えぇ…」「あぁ…」ならまだしも「えっとおぉ〜…」で
揃っている。
1つのセンテンスに5回ぐらい入ってくると
さすがにゲンナリしてきた。
何だかいかにも頭が悪そうに見えてくる…

折角の良い演奏も台無し…になりそうで悲しくなった…

昔は仕事の先輩方から、相当しごかれて
こういうのは滅茶苦茶に叱られた。
「ワタシ」と言わずに「ワタクシ」といいなさい…とか、
ステージ上でメンバーを決して「〜さん」付けで呼ぶな!とか。

でもね、今は謙譲語も尊敬語もめっちゃくちゃだから…ね。
時代背景からして、そういう時代…

今はこういうの、教えて下さる先輩、いなくなっちゃったのかしら?
帰り道は複雑な気持ちになったけれど
いつまでも「昔のセンセ〜」が意見も求められないのに
お説教モードになるのも私の性格でもないし。

今私の手元にいたら言ったかもね…
今はもう卒業しちゃったんだし、まして
その言葉使いをするメンバーは赤の他人だから…
でも、そのお弟子があのメンバーと一緒に
活動するとそういう人だと思われる…
それはそれなのだしねぇ…と…

彼女達を傷つけずに誰かが教えてあげる場があればなぁ…
と切に願うだけしかできなかった…

ステージは総合芸術。
もはや音楽性だけが良ければ良い、と言う時代ではない。

そしてそれ以前に言葉使いはおのずとその人の知性と人格を表す…
と私は信じて疑わない。

最近、ハンカチ王子やハニカミ王子の言葉使いの
確かさと流暢さにインターナショナルな品位を感じるのは
私だけかしら…
品位を感じるから「王子」と呼ぶのでしょうねぇ…

本日は説教モードで、何だか…我ながら歯切れが悪しな夜…

そういう私もベルギーの兄と慕うYUTAKAさんに
英語の使い方で「こういう使い方はゼッタイに
相手に失礼になるから…」ポライトではない…とビシっと
アドヴァイス戴いたばかりで…
学校で習った基礎の英語にも失礼な言い回しってあるのよねぇ…
と怖くなって…
何とも…ね、反省と努力の日々なのだけれどね。



posted by カオリン at 20:04| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
言葉遣いね。
難しいですね。音楽教室の受付も若い人が多いと電話の応対等に気が気ではない事があります。
わたしもおばさんの領域なので、「あのね、今みたいな時はこういった方がいいんじゃない」と言う事にしています。
わたしも、つい男言葉になってしまう事がありますが、時と場合は心得なくてはね。
最近、人に注意する、忠告するということが出来にくくなってはいますが、出来る状況の時は、一時は煙たがられても、後で良かったと思ってもらえる事があるはずだと信じて。
でもその前に相手に信頼されている、一目置かれているというこちら側の問題もありますね。
Posted by masshy at 2007年07月11日 16:16
>masshyさぁん♪
いつもお世話になってます…って
営業みたいだ(笑)
そう、その相手に信頼されてないと
最近は逆ギレされるし…
難しいのよねぇ、人との距離感も。
でも少なくとも自分にとっては美しい言葉を
知っている事は一生心がけたい事です。
Posted by カオリン at 2007年07月11日 17:42
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