ティル・ブレナー「ザ・クリスマスアルバム」
ホノルルで高熱にやられなければ、もっと早く皆さまにご紹介できたのだけれど、今年のクリスマス・ミュージックはもう決まってる?
私はなんと言っても今年はティル・ブレナーのクリスマスアルバムで決まり!昨年は「Il DIVO」だった。それは今年も健在。思いっきりクラシカルな響きが嬉しい。
ティルのこのアルバムは前作「オセアーナ」以来1年半ぶり。考えたら、ティルはクリスマスアルバムってまだ出してなかったんだわぁ…
NYにはマルサリスがいて、ヨーロッパではベルリンを拠点にティルがいる。個人的にはマルサリスのある種、乾いたクールなインテリジェンスよりも、ティル・ブレナーの賢いけど温かみのある音楽に惹かれてしまう。それと、お育ちのよさ、天性のビジネス能力が彼のCD編集の端はしに見え隠れするのがファンとしてはたまらない。
今回のアルバムも彼オンリーのフューチュアではないところが憎い。
自分のバックグラウンド・オーケストラでもある、ベルリン・ドイツ交響楽団を従えての共演。そしてそういったクラシカルな、シネマライクな響きをベースにきちんと置きながら、彼のフィールドにきちんと導いてくれるアレンジ。
もちろん彼のトランペットは素直な美しい音色で申し分ないけれど、彼の甘い歌声も聴ける。そして白人だけではなぁ、と思っているとちゃぁ〜んとフランク・マッコムの渋い歌声が聞こえてきて、さらにニューヨーク・ヴォイセズのコーラスも入ってるし、ドン・グルーシンのゲスト参加も発見してびっくり!さらにトランペットのデュオがあって重ね録音かと思いきや、大人気のトランペット奏者、クリス・ボッティまで録音参加してる…
ティルのそのCD製作のプロデューサー的能力は天才的。結局、ヨーロッパからNYまで、聞きたい!と思えるクリスマスサウンドをあらゆる角度から聞けるように、一枚のCDに詰めてしまい、それでもって音楽全体の質がハイクオリティに仕上がっているからとんでもないゴージャスなCDなわけ。ティルのこのグローバルな感覚っていうのはベルリンから発信している訳だけれどこの自信。さすが。すっごい!なぁ…とため息ものである。
こういうの、ほしかったぁ!と思えるまさにジャストなクリスマス・ミュージックのアルバム。ティル・ブレナーの気品、品格が溢れている仕上がり。
(アーティストとしての独り言)
普通経費を考えるとオーケストラ共演がCDにたった2曲、他はアンサンブル、コンボで、等というのはスタジオを借りたりなどを考えるなら、普通あり得ない贅沢な録音(つまり赤字)になったりする。だから普通オーケストラ版のCDはすべてバックがオーケストラになるわけなのは制作費の関係上あたりまえなわけ。だから聞き手はやや飽きたりすることもあるわけよね。でもこの贅沢さっていったい……と思いながらよくCDのライナーを読んでると、録音はティルのスタジオ!となっていた。マイ・スタジオ!っかぁ…この余裕…うううむぅ〜〜〜。日本とは本当に事情が違う、違いすぎる!やはり本物って、余裕がないとでっきないよねぇ…(ため息)
買うのが間に合わない方!ダウンロードあり!
是非ご参考までに↓(視聴してみて)
ティル・ブレナー『White Christmas』
ティル・ブレナー『What Are You Doing New Year's Eve』
ティル・ブレナー『Silent Night』
ティル・ブレナー『Last Christmas』
ティル・ブレナー『Santa Claus Is Coming To Town』
ラベル:ティル・ブレナー Till Bronner



残念だわ。
やり方が悪いかしら?
それは失礼しました。これらはウィンドウズ・メディア・プレイヤーの拡張子がついてますから、それがないと鳴らないと思います。
マックでもそれが入っていればきけるはずですが…