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2014年09月21日

スウェーデン映画祭がやって来る!

日頃北欧映画フェチのカオリンですが、
10月にスウェーデン映画祭が東京、大阪にやってきます!
SwedishEmbassyM.jpg
Svenska filmfestivalen 2014
スウェーデン映画祭2014 
2014年10月11日(土曜)〜17日(金曜)
共催:スウェーデン大使館、スウェーデン文化交流協会

東京会場:ユーロスペースEUROSPACE
渋谷区円山町1‐5 KINOHAUS 3F

Swedish_Filmfestival_2014.jpgスウェーデン映画祭2014


上映スケジュール ←Click!
チケット:前売券 1回券1300円 Pコード465-075
ユーロスペース劇場窓口、チケットぴあにて販売します。
当日入場料:
一般1500円 大学生・専門学校生・シニア・ユーロスペース会員1200円 
高校生800円 中学生500円

大阪会場:シネ・ヌーヴォ
大阪市西区九条1-20-24

詳細はオフィシャルサイトでご確認下さい。
スウェーデン映画祭2014

by Kaorin
posted by カオリン at 08:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月20日

「ヒックとドラゴン」ベネチア映画祭にてグランプリ受賞

toeth000.jpg ヒックとドラゴン

ディーン・デュボア&クリス・サンダース監督「ヒックとドラゴン」がこの度ベネチア映画祭にて「アバター」と共にグランプリを受賞。
延長公開が決まり、丸の内ルーブルにて9/18〜9/30まで上映中。


この作品、夏に向けて公開だったのでてっきり子供向けかと思いきや大人が十分楽しめる作品。

toeth03.jpg ヒックとトゥース

ストーリーは、バイキングとドラゴンとの戦いが続いているバーク島でのファンタジー。ある日ヒックはケガをしたドラゴンのトゥースと偶然に出会う。本来なら敵同士であるヒックとトゥース。しかし、二人の距離は少しずつ縮まり、やがて誰にも知られないように友情を育んでいく。ヒックの父は島一番のヒーローで知られた勇者。父に知られたらトゥースを殺さなければならない…。が、ヒックはドラゴン=トゥースを知るにつけ、父達島の人間が持っているドラゴンへの恐怖や憎しみに違和感を覚え始める。ヒックはトゥースに愛情を注ぎ、トゥースはヒックを守ろうとする。物語最後はドラゴンとバイキングの壮絶な闘いになっていくのだが…

と割とありがちなストーリーとも言える。

toeth02.jpg

が、このヒックとドラゴンの見所はそのトゥース、ドラゴンの描写に尽きるといっていい。
何しろいじらしい。飛べないトゥースを飛べるようにまでしてやるヒックとの友情、そしてそのトゥースがヒックに恩返しをしようとするさま。そのいじらしさと表情のきめ細かさは3Dである事も手伝って日常から逸脱し、そのファンタジーの世界にどっぷりと浸からせてくれる。

このドラゴンのトゥース、非常に懐かしい目つき、表情、しぐさ。よく考えたら我が家のクロネコにそっくりな事に気づいた。このドラゴンは猫をベースに描かれたという事で、なるほどぉ…と納得。だがそれだけではない。見終わってみるとただ可愛い、という感情ではなくて、この作品の作り手スタッフ全員の、このトゥースというキャラに対する愛情の注ぎ方が並はずれている事が、この作品を感動的にしているのだと気づかされる。愛に溢れた素晴らしい作品である。

映画館を出て自宅に帰るまで心温かな気持ちになれた幸せな時間だった。忠犬ハチ公にしても言えるが、口をきかない生き物の目で訴えるその表情には誰しも心揺さぶられるもの。この作品にはそういう見所が満載で、何しろいじらしい…の一言。
映画館は子供ではなくカップルで一杯だったのが印象的。3Dでなくても…等と当初思っていたが3Dは確かに新しい世界。今後自宅に3Dのテレビを揃える人が増えていくのは当然だとも感じる。

是非ご鑑賞をオススメしたい。

んで、我が家のクロネコもご紹介(トゥースの目つきにそっくり!)
miu0807.jpg kuroneko0722.jpg
ネコを飼ってる方は必見!あまりのドラゴンのネコっぽさに夢中になってしまうはず!



丸の内ルーブル上映スケジュール(9/30まで)
posted by カオリン at 07:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月24日

"おくりびと" シネマインプレアップ 

okuri.jpg おくりびと

「おくりびと」第81回アカデミー賞外国語映画賞受賞しましたね。

さらに情報リサーチしてインプレアップしました。
詳しくは「麗しのシネマ生活2/24」をご覧ください。

「おくりびと」公式サイト
MOTOKI MASAHIRO JELLY FISH CAFE公式サイト

原作 「納棺夫日記」青木新門


posted by カオリン at 13:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月22日

"007慰めの報酬" シネマインプレッションアップ

00702

"007慰めの報酬"レビューはちょっと辛口になりましたが楽しみました。
ダニエル・クレイグはやはり今、旬ですね。魅力的!

レビューはこちら「麗しのシネマ生活2/22」をご覧下さい。

シネマ・レビュー全てをご覧になる方はコチラ。


"007慰めの報酬"公式サイト
posted by カオリン at 15:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月21日

"チェンジリング"シネマインプレッションアップ

changering.jpg チェンジリング

クリント・イーストウッド監督最新作「チェンジリング」観てきました。
予想を超える衝撃的な作品です。クリント・イーストウッド作品はさらに磨きがかかっています。

レビューは麗しのシネマ生活(2/21日)をご覧下さい。

チェンジリング公式サイト

posted by カオリン at 16:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月20日

"エレジー”シネマインプレッションアップ

elegy.jpg Elegy


エレジー観てきました。
レビューは麗しのシネマ生活をご覧下さい。

「エレジー」公式サイト
ラベル:エレジー
posted by カオリン at 15:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

”イースタン・プロミス” シネマインプレッションアップ♪

ep14 ep12
イースタンプロミス

デヴィッド・クローネンバーグ監督、ヴィゴ・モーテンセン主演
「イースタン・プロミス」のシネマインプレ、アップしました。

詳細は麗しのシネマ生活をご覧ください。

とにかくあらゆる意味ですごい作品です。

イースタン・プロミス

速報!早稲田松竹(高田馬場)にて11月29日より「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「イースタン・プロミス」
二本立てで上映
posted by カオリン at 09:37| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月09日

”容疑者Xの献身”シネマインプレッション♪アップ

東野圭吾の原作通り「容疑者Xの献身」良かったです。
特に堤真一の演技が光ってましたぁ!
詳しくは麗しのシネマ生活にて

今月はこのあと続々と下半期に見た作品のインプレをアップ予定中、
お楽しみに。

******************************

レイ・イワズミ来日公演まであと4日!
詳細はこちら
posted by カオリン at 11:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月24日

スウィーニー・トッド 追加情報

sweeny02 スウィーニー・トッド

麗しのシネマ生活でも紹介したのでこちらでも。

劇場に観にいく前にどんな音楽なのか知りたい。
あるいはブロードウェイ版とどんなに雰囲気が違うの?

などの疑問にお応えすべく、下記のURLでそれぞれの聞き分けができます。
視聴版なので短いですがたくさんある曲のすべての雰囲気が
おおまかにわかります。
是非お聞きになってみてください。

ジョニー・デップファンならこちらで彼のナマ歌声が聞けるし…(^^)

♪ブロードウェイ版とシネマ版の音楽の聞き分け♪
ブロードウェイ版視聴

シネマ版視聴(歌はもちろんジョニー・デップ)
posted by カオリン at 11:05| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月23日

スウィーニー・トッド=シネマインプレッション

sweeny スウィーニー・トッド

あまりの完成度の高さに驚愕!の作品でした。
映画史上に残る名作です。

恐るべし、ジョニー・デップ。
スタッフとキャストの技術と情熱の融合。
そして何よりも作曲家のソンドハイムの音楽がすごいです!
詳細は麗しのシネマ生活で。
posted by カオリン at 23:37| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月07日

プロヴァンスの贈り物=シネマ・インプレ

privince

あと4日でDVDが発売になるので、本日のインプレは、「プロヴァンスの贈り物」

詳しくは麗しのシネマ生活で。
posted by カオリン at 22:57| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月06日

ベオウルフ=シネマ・インプレ

img1_1196393024.jpg

久しく書いてなかったシネマ・インプレ。今回は「ベオウルフ」
オールCGだけれど一流俳優をボディマッピングしたゴージャスさと脚本の良さがナイス!

詳しくは麗しのシネマ生活で。
posted by カオリン at 19:51| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月29日

12月に見た映画一覧♪

chocolabed

12月も残すところあと3日。
今月は劇的に変わる体調との闘いだった気がしているけど体中のアクを出した感じもあって意外とすがすがしい気持ち。

さて、旅行三昧で寝込んだりもありのこの忙しかった12月に見た映画作品が意外に多いのにびっくり!早速書き出してみると…

劇場で…
ウェイトレス(11月末の鑑賞だけれどとても印象的なのでリスト追加)
インベーション
ヘアスプレー
恋とスフレと娘と私
ある愛の風景
パンズ・ラビリンス
機内で…
ボーン・アルティメイタム
レミーのおいしいレストラン
スターダスト
運命の女
ザ・ビーチ
DVDで…
ティファニーで子育てを(日本未公開)
レイヤー・ケーキ
ダーク・ロード ー闇夜の逃亡者
グラディエーター
シンデレラ・マン
*******************************
我ながらよく見たぁ…という感じ。発熱している機内でもとにかく気持ちをそらそうとして唸りながら映画鑑賞していたしね…

さぁ、これらの中で非常に印象的だった作品を挙げてみると…。
ヘアスプレー
恋とスフレと娘と私
ウェイトレス
ティファニーで子育てを(日本未公開)

ダイナミックなハリウッド映画よりもこじんまりとした心の機微を表現した作品に特に惹かれた12月だったかな。

ご興味のある方は是非ご鑑賞下さい。
画像は生後6ヶ月になったショコラ。
ラベル:映画
posted by カオリン at 11:15| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

ナタリー・ポートマンのインタビューで…

natalie Natalie Portman
確か終戦記念日だったと思うけど…
テレビをつけたら、ナタリーポートマンのインタビュー番組が始まった。

彼女はルーマニアとオーストリア系の血をひくユダヤ人。
父方の曾祖父母は第二次世界大戦中に強制収容所で死亡、
祖父母も被害を受けている。とインタビューではっきりと言っていた。
衝撃的だった…
そういう一族の歴史的環境の中、この笑顔と強さと自信、そして自由さ。

優秀な家系なのだろうけれど、ハーバード大学で心理学を専攻し、卒業。
その間も女優業を続けていたわけだし。
「こんなに忙しい中でも常に成績はトップだったそうですが、
どうしてそんな事ができたのでしょうか?」との問いに、
「忙しいスケジュールになればなるほど、きちんと集中するから良いのよ。ヘンに時間があるとだらだらテレビを見ちゃったりして結局時間が無駄になったりするものだから」
「昔から勉強は大好きで、がり勉の変な子、と見られていた」など、
何しろはっきりと何でも答えるナタリー。答えに迷いがないのが素晴らしかった。

嫌いな言葉は「天才=ジーニアス」という言葉。傲慢だと思うから。だって。かっこいー…

どの言葉も宝石のように輝いていて、ちょっと見るだけのつもりだった私はテレビ画面に釘付けになってしまったのだけれど、その中で忘れられない言葉があった。

一流の俳優ほど、初日の顔合わせに全て出来上がってやってくる…
つまり、それはきちんと彼らの家で地道に準備してくるということ。
ってある監督が言っていたそう。


これは頭を殴られたくらいショッキングな言葉だった。
言い訳をしない、っていうのはそういう事なのね。
そこにはハッタリも見栄もない。
彼らの俳優としての真摯な姿勢がそこにあるわけだから。
美しいなぁ、まぶしいなぁ、そういう人生。

この番組を見てからというもの、私は少なくとも物事に謙虚に
接するように考えている。
すっごく反省しちゃったわけ…ね。
昔はこれくらいやっておけば大丈夫かな、ぐらいで
顔合わせに臨んだことも多かったし、レイジーだったと思う。
プロの生活が長いと、本番までに形になればいいんだから…
みたいな暗黙の了解が出来上がっていることも実は多い…
そういう所に自分の怠慢さを棚上げして逃げていた気がする…

今回はとにかく、準備から万全に!と気を配っているつもり。
それでも間に合わなかったりするんだものねぇ。

今回の「二期会週間」の伴奏は、そういう意味では
楽譜をよく読み、よくさらい、というプロとして普通の事だけれど
今まで言い訳ばかりして出来なかったこと、を今回克服したくて…。

本当の音楽を追求するって何だろう…って。
作曲家はこの楽譜のここで何を言いたかったのだろう…?って。
どの旋律も埋もれる事なく歌い上げるのは…とか…
原点に戻って楽譜のアナリーゼをしている。

そうすると、前回までのコンサート、すべてが未熟すぎて恥ずかしくなる…
となると、今回のコンサートもいずれ恥ずかしくなるのよね…
そうね、完璧っていうのはないもんね、人間だから欠点あるし。
未熟さがすぐに熟すわけでもなし。それでも時間は過ぎる…待ったなし。

友人のサクソフォニストに須川展也氏がいるけど、
彼って何しろ変人扱いされるほどさらいまくる人。
もう周りが、大丈夫よねぇ、と言ったってご本人が納得するまで
練習は続く。彼は本当に一流中の一流よね。
そういうお手本が身近にいるのに…今まで何してたんだろ。

今年、何ヶ月か訪れた休暇があったお陰で忙しさに流されずに
ゆっくりと色々考える時間が持てたかな。

まだまだ自分にあきらめられないもん。

とにかく言い訳はしない! それだけはホント。と言うことでただ今ピアノ練習中。

posted by カオリン at 02:26| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月11日

私の守護神は?=「ライラの冒険」

daemon


これね、来春にやってくる作品「ライラの冒険」のUS版で
自分の守護神(デーモン)を探そう!という心理テストみたいなもの。


で、やってみたら…Lutheusという守護神。姿はトラ。
謙虚で自己主張がはっきりしていて気まぐれではあるが
信頼のおけるはずかしがり屋(シャイ)だそうな…(結構イケテル守護神だわ@大満足)
詳しくはココに。
自分の言語を選ぶとKaori's Daemon....と出てくる…

皆さまもご興味ある方はぜひぜひご自分の守護神を探してみて!

現在の私の目標は、この「ライラの冒険」の原作を作品の日本公開までに
原語で読みきること!


The Golden Compass (His Dark Materials)
そして…朗読CDがあるの!知ってたぁ?カリフォルニアから届いた♪
The Golden Compass: His Dark Materials Book I

ライラの冒険(日本サイト)
ライラの冒険(世界公式サイト)
ラベル:ライラの冒険
posted by カオリン at 00:12| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月18日

シネマ・インプレのブログを立ち上げちゃった!

以前から、このブログの中で映画のインプレ関係だけは別の場所にまとめよう…
っと考えてきたのだけれど、やっとその準備ができたのでお知らせ。

★今後はシネマ・インプレはそちらに書いていきます。

★もちろんお知らせはこのブログにアップしますが。


ブログタイトルは
「麗しのシネマ生活」


第一話には私が最も好きな作品「或る夜の出来事」をアップしています。
どうぞいらしてみてください。

まだ使い勝手がわからない事も多いのですが追って調べていくつもりです。
どうぞよろしくお願いいたします。
posted by カオリン at 18:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月29日

善き人のためのソナタ

yokihito

この作品を見て改めて、東西ドイツ統合後まだ17年しか経っていないことを
認識した。昨晩の余韻がまだ生々しく、多い起こすと胸が締め付けられる。

「善き人のためのソナタ」は壁が崩壊する五年前の旧東ドイツを舞台にシュタージという強大な監視システムにメスを入れ、一党独裁の恐怖統治内部の腐敗と愚劣な為政者たちによって翻弄される芸術家たちの苦悩を浮き彫りにしたヒューマンドラマである。

ヴィースラー大尉(ウルリッヒ・ミューエ)がシュタージ内部から劇作家ドライマンと一緒に暮らす舞台女優クリスタを監視して彼らが反体制である証拠を見つけ出すよう命じられるところから物語は始まる。
この劇作家ドライマンを取り巻く環境、愛情、自由、音楽、文学、
それらを盗聴するうちにヴィースラー大尉は彼自身の内面に変化が起こってくる。
そして彼は忠誠心が次第に揺れ動き、自身の投獄の危険を冒してまで二人を
政府当局から守ろうとし始める…

ドライマンのひたむきさ、そしてヴィースラー大尉の心の奥にある人間性。
権力に怯え、押さえ込まれながらも女優として舞台活動を続ける繊細なクリスタの弱さ。これらが織りなしていく人間ドラマは圧力下にあった時代背景と共に目に見えない緊密な連携を伴って見るものを釘付けにしていく。

見終わる直前に深い感動がやってきて、めまいを覚えるほどの哀しさと安堵に包まれる。

主役のヴィースラー大尉を演じたウルリッヒ・ミューエは実際に旧東ドイツ出身で、人生の後半は妻にシュタージに密告を続けられた経験を持つだけに話題を呼んだ。
言葉少ななのに饒舌きわまる表情での演技の奥深さは驚きに値すると感じた。
が、今月22日に胃ガンのために54歳で帰らぬ人となった。残念すぎる…

この作品先日インプレアップした、「After the Wedding」と共に2007年アカデミー
外国語映画賞受賞作となっている。

個人的には、どちらの作品も甲乙つけがたく深く感銘を受けた作品と言える。
是非、ご鑑賞ください。


劇場情報


yokihitogif
善き人のためのソナタ スタンダード・エディション
posted by カオリン at 14:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする